新築と中古どちらがお得か
新築住宅の場合、様々な税制面での優遇を受ける事が可能だったり、
モデルハウスを見学した上で希望のオプションを追加する事が出来ます。
しかし、中古住宅の場合でも実際に現物を見て検討でき、
最近の住宅リフォーム事業の進化に伴い様々な改善が出来るのも事実です。
なんと言っても、新築ばかりが立ち並ぶ住宅よりも、実際に周りに住んでいる人々の
入居者の様子を知る事が出来ます。
中古住宅には中古住宅の良さがあり、それと同じように
新築住宅も新築住宅の
良さがあります。
そういった新築住宅と中古住宅を下記の6つのポイントから比較検証していきます。
価格
【新築住宅】
新築住宅は建築技術の進歩の恩恵をうけており、シックハウス対策や、
耐震対策、欠陥住宅を防ぐための10年保証の義務付は
2000年以降の建築物からですので安心して長く住むことができ当面10年間は
修繕関係の費用を気にしなくてすむのが利点となります。
【中古住宅】
中古とは言え築15年以内位の物件は、そう安くは無いと言う事。
なぜなら10年〜15年前に購入した方はバブル崩壊後地価が下落したとはいえ
相当高い価格で購入しています。
ローンの残り等からそう安くは売れない現実があるからです。
数年〜10年住んで建て替えるつもりなら中古住宅もよいのですが立替や
リフォーム費用も考慮する必要がでてきます。
融資・税制
【新築住宅】
新築住宅は、住宅金融公庫をはじめとした住宅ローンを受けやすく、
返済期間も長く設定できるため、毎月の返済も軽くなります。
また、税制の軽減も受けやすくなっています。
【中古住宅】
公庫などの公的融資では、返済期間が新築よりも短く設定されるため
、毎月の返済額の負担が大きくなる場合もあります。
築年数によっては融資が受けられないことも。税制の軽減条件も同様です。
間取り
【新築住宅】
採光・通風を高める工夫などが施され、最近の流行が取り入れられている物件が多いです。
また、水廻りなども最新の設備導入が進んでいます。
【中古住宅】
築年数によってさまざまですが、中古の場合、昔ながらの間取りや、
居室の広さや収納スペースが小さく、生活しにくい間取りも見られます。
リフォームによって水廻りなどは綺麗にできます。
設備
【新築住宅】
浴室乾燥機やフルオートバス、床暖房などに加え、なかにはインターネット関係の設備など、最新の設備が取り入れられています。
【中古住宅】
分譲当時の流行の影響を受けているため、デザインが古いと感じられたり、
フルオートバスやセミオートバスなど便利な浴室設備がなかったり、
何かと不自由を感じることもあります。しかし、リフォームされていたり、
築年数の浅いものなら新築に近い水準のものもあり様々です。
売り主
【新築住宅】
不動産会社などの企業、あるいは公的機関などが売り主となる場合がほとんど。
新築の場合、品質確保促進法という法律による保証(10年間)となるため、
万が一欠陥が見つかった場合にも、法律に従って保証が受けられます。
【中古住宅】
個人が売り主となる場合が多く、ほとんどが仲介業者をはさんだ売買になります。
また、中古住宅は、品質確保促進法の対象外となり、万一欠陥等があったときは、
個人を相手に処理する必要があります。
物件選び
【新築住宅】
パンフレットや図面集など、しっかりした資料をもとに物件を選べます。
その半面 、建物が完成する前に販売が行われることが多く、
パンフレットとモデルルームだけで家を買うことになるケースもあります。
また自分の趣味趣向にあった家を設計し建てる方法もあります。
【中古住宅】
中古住宅は、パンフレットなどの詳しい資料がない代わりに、すでに完成している建物なので、実際の建物外観や内部を見て購入を検討することができます。
また同様に、日当たりや騒音の具合も確認できます。